2012. 6. 10 伊那市(中央アルプス)

2012. 6.10 伊那市(中央アルプス)

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

サツキヒナノウスツボ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

① 2012. 6. 10 伊那市(中央アルプス)

2012. 6.10 伊那市(中央アルプス)

2011. 9. 8 伊那市高遠

2012. 6.10 伊那市(中央アルプス)

サツキヒナノウスツボ ゴマノハグサ科
                   
 

 関東地方西部、中央アルプス、伊吹山に分布し、高尾山周辺や奥多摩でも見られる。名は「五月雛の臼壺」。ヒナノウスツボという種があり、それに似て、関東地方ではふつう5月に咲くことからそうよばれる。「雛の臼壺」は、花の形を見るとなんとなくそんな感じがする。

 山地に生える多年草で、高さ40cm〜1mになる。長さ6〜11cmの卵状楕円形の葉が対生する。

 5〜6月、葉腋からでた細長い花序に、長さ9〜11mmの暗紫色の壺形の花を1〜3個つける(ヒナノウスツボの花は、茎の先の円錐花序につく)。

 ここに掲載後判明したところでは、この写真は、中央アルプスの伊那側に特産する変種、イナサツキヒナノウスツボであることをご教示いただいた。この種の特徴は、頂生の花序をつくらずに、葉腋から葉よりも短い花序をだすこと、上から下まですべての葉腋に花序をつけるなどである。

サツキヒナノウスツボ3717

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