② 2008. 6. 14 編笠山

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

タケシマラン 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

① 2012. 5. 5 烏帽子岳(中央アルプス)

③ 2012. 5. 5 烏帽子岳(中央アルプス)

④ 2008. 6. 14 編笠山

⑤ 2011. 8. 2 入笠山

タケシマラン ユリ科 高山

 ランの名がつくが、スズラン、ノギランなどと同じくユリ科の植物である(園芸種のクンシランはヒガンバナ科である)。

 中部地方以北の本州の亜高山帯〜高山帯の針葉樹林などの林床に生え、高さ20〜50cmになる。多くのものは、茎が二股に分かれる。葉は長さ4〜10cmの卵状披針形で、ふちに毛はなく(ふちに毛があり、高さが10〜30cmのものは、別種のヒメタケシマラン)、もとは茎をだかない。

 5〜7月、葉腋から細い花柄をだして、直径6mm〜1cmほどの花を下向きにつける。花被片は赤褐色をおびた黄緑色で、平開し、先は反り返る。花の様子がわかるように写真を撮るのは非常に難しく、写真②は、全体を裏返すようにして撮ったものである。

 8月ごろ、直径7mmほどの果実が赤く熟する。果実が黒く熟するものは、クロミノタケシマランという。

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