⑥ 2011. 5. 12 王城山

⑦ 2005. 10. 28 高尾山

⑧ 2005. 11. 3 高尾山

② 2008. 4. 21 太刀岡山

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

センボンヤリ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

① 2012. 5. 8 箕輪町

③ 2012. 5. 8 箕輪町

④ 2005. 4. 9 青梅丘陵

⑤ 2011. 5. 19 宮田村

センボンヤリ キク科 

 名は千本槍。槍とは、大名行列の遷都などで降り歩く鞘を鳥毛で包んだ「毛槍」のこと。この植物は春と秋の2度、花をつけるが秋の花のあとにできる種子の形(写真⑧、⑦)を見れば納得できるだろう。別名をムラサキタンポポというが、これは春の花の花冠の裏面が紫色を帯びることによる。

 丘陵や山地の日当たりのよいところに生え、春の葉はタンポポに似た形で、根元でロゼット状になる。葉の裏面には毛がある。秋の葉は、春の葉よりもずっと大きい。

 4〜6月、高さ5〜15cmの花茎の先に直径1.5cmほどの花を1個つける。頭花の周辺には裏面が紫色を帯びた舌状花が1列にならび、内側には多数の筒状花がある。写真②、⑤で後ろにまっすぐに伸びている細い棒は「槍」の柄にあたる、前年秋の花茎の枯れたものである。

 上述のように、9〜11月、高さ30〜60cmの花茎をだし、先端に閉鎖花を1個つける(写真⑦)。

センボンヤリ1683

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