⑥ 2012. 5. 5 烏帽子岳(中央アルプス) |
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⑦ ミツバオウレン 2008. 7. 6 八ヶ岳 |
⑧ セリバオウレン 2008. 7. 6 八ヶ岳 |
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② 2009. 2. 13 日野市(植栽)
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
バイカオウレン 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
① 2012. 5. 5 烏帽子岳(中央アルプス)
③ 2006. 2. 17 日野市(植栽)
④ 2007. 6. 2 黒岳(山梨)
④ 2006. 2. 17 日野市(植栽)
バイカオウレン キンポウゲ科 山
オウレン(黄連)は漢名で、胃腸薬として知られる(ただし、中国のものとは別物らしい)。バイカ(梅花)は、花の形が梅の花に似ていることによる。別名をゴカヨウオウレン(五加葉黄連)といい、これは根生葉の小葉がウコギ(五加)と同じく5個あることによる。
山地の針葉樹林の林床や林縁に生え、花茎の高さは4〜15cmになる。葉はすべて根生で、長い柄のある掌状複葉。上述のように小葉は5個あり、やや厚く、光沢があり、冬も残る。
6〜8月、花茎の先に直径1.2〜1.8cmの白色の花を1個つける。花弁のように見える白いものは萼片で、花弁は黄色い蜜弁になっている。
オウレンの仲間には、ほかに小葉が3個のミツバオウレン(写真⑦)、小葉がセリの葉のように細かく切れ込むセリバオウレン(写真⑧。若い種子ができている)などがある。