2011. 8 1 入笠山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
ヤナギラン 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
2011. 9. 8 入笠山
2011. 9. 8 入笠山
2011. 8 1 入笠山
2011. 8 1 入笠山
ヤナギラン アカバナ科 山
名はヤナギランだが、もちろんヤナギの仲間でもランの仲間でもない。「ヤナギ」は、葉の形が似ているところから、「ラン」は、花が大きく、美しいことからきている。8月、高原にこの花やマツムシソウが咲きはじめると、秋が忍び寄っているのを感じる。
日当たりのよい高原の草地に生え、高さ1〜1.5mになる。葉は互生し、長さ5〜18cmで先がとがり、小さな鋸歯があり、裏面は白色を帯びる。茎の先に長さ10〜50cmの総状花序を出し、紅紫色の花をつける。花は花序の下の方から咲き、直径3〜4cmほどで、花弁は4枚。
もちろん花は美しいが、果実が熟して裂け、中から白い絹毛のついた種子が出て、風に乗って飛んでいく風情もいいものである。