2008. 10. 2 御坂黒岳

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

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2011. 9. 25 駒ヶ根市・菅の台

2011. 9. 25 駒ヶ根市・菅の台

2008. 10. 2 御坂黒岳

2008. 10. 2 御坂黒岳

オヤマボクチ キク科 

 燧石(ひうちいし)が使われていたころ、燧石で打ち出した火をうつし取る火口(ほくち)というものがあった。この草の葉の裏にある毛を集めて火口にしたことから、この名があるという。また、この毛を、そばを打つときにつなぎとして入れる地方もあると聞く。山梨県の山で、春、この葉を採っている人がいたので聞いてみると、おひたしにして食べるという。早速まねをしてみると、わずかにほろ苦く、おいしかった。

 日当たりのよい山野に生え、高さ50cm〜1.5mになる。茎の下部につく葉は、長さ15〜35cmの卵形で、基部はハート形にへこむ。

 9〜10月、枝の先に直径4〜5cmの暗紫色の筒状花からなる頭花をつける。総苞には白いクモ毛がたくさんある。

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オヤマボクチ8737