2010. 8. 9 伊那市高遠

2010. 8. 28 鹿嶺高原

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

ナンバンハコベ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

2011. 8. 31 伊那市高遠

2010. 8. 28 鹿嶺高原

2011. 9. 8 伊那市高遠

2010. 8. 28 鹿嶺高原

ナンバンハコベ ナデシコ科 

 「ハコベ」はもちろんハコベの仲間だからだが、「ナンバン」と名づけたセンスには脱帽する。れっきとした日本在来の植物なのだが、離ればなれについて90°に折れ曲がった花弁、波平さんの髪の毛のようにくるくると巻いた(多分)雌しべなど、「ナンバン」伝来といわれるとそう信じてしまいそうな花である。花弁が細いためか、大きさの割に目立たない花だが、道ばたなどを注意して見ていると、決して少なくはない。

 山野の林縁などに生え、茎はよく分枝し、細く、つる状で、長さ1m以上になる。葉は、長さ2〜5cmの卵形で、対生する。

 6〜10月、小枝の先に白い花を横向きまたは下向きにつける。花弁はばらばらにつき、細く、折れ曲がった先は2裂する。花後、子房部が次第に大きくなり、熟すると黒く光沢のある種子ができる。

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