2009. 7. 12 麻生山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
イチヤクソウ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
2011. 7. 6 伊那市
2011. 7. 6 伊那市
2008. 7. 22 生藤山
2008. 7. 22 生藤山
イチヤクソウ イチヤクソウ科 山
イチヤクは「一薬」で、全草が薬用になることからついた名である。
林内に生え、花茎の高さは20cmほどになる。長い柄のある長さ3〜6cm、幅2〜4cmの円形または広楕円形の葉が、根ぎわに集まってつく。葉の縁には細かい鋸歯がある。
6〜7月、花茎の上部に直径1.3cmほどの白色の花を2〜10個、下向きにつける。花冠は深く5裂し、雌しべの先が湾曲する。
よく似たものにコバノイチヤクソウ、マルバノイチヤクソウがあるが、ともにイチヤクソウより標高の高いところに生え(コバノイチヤクソウは亜高山帯)、葉の幅が長さよりも大きいのが特徴である。また、萼片の形がいちやくそうは披針形(細長くて先がとがり、基部がやや広くなっている形)であるのに対し、他の2種は三角形に近いことでも見分けられる。